「この前の会議資料、ChatGPTで調べたデータを使ったら『情報が古い』と指摘されて冷や汗をかいた…」
「ChatGPTに最新の競合情報を聞いても、なんだかフワッとした答えしか返ってこない…」
そんな経験、ありませんか?
こんにちは。AIツール活用の研究をしている筆者です。私もChatGPTは毎日使っていますが、最新情報や“裏付け(根拠)”が必要なリサーチには、正直なところ限界を感じていました。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決する「リサーチ系AI」の筆頭、**Perplexity(パープレキシティ)**に焦点を当てます。
ChatGPT(生成系AI)との決定的な違いから、具体的な使い分けケースまで、あなたが明日から「リサーチの達人」になるための実践的な方法を、分かりやすく解説します。
なぜ今「AIの使い分け」が必要なのか?
「AI」と一括りにされがちですが、実は得意分野が全く異なる2つのタイプがあるのをご存知ですか?
それが、**「生成系AI」と「リサーチ系AI」**です。
私たちがよく知る**ChatGPTは「生成系AI」**の代表格です。彼は膨大な学習済みデータをもとに、文章を作ったり、アイデアを出したり、プログラムを書いたりと、「ゼロから何かを生み出す」のが得意なクリエイターです。
しかし、彼の弱点は**「今、この瞬間」の世界を知らない**こと。
学習データがベースなので、最新のニュースや、リアルタイムのトレンドについて聞いても、ぼんやりした答えしか返ってこないことも多いですよね。
そこで登場するのが、**Perplexityに代表される「リサーチ系AI」**です。
彼らは、ChatGPTとは根本的に違います。彼らの強みは、AIの頭脳を持ちながら、リアルタイムでWeb上を検索し、情報を集めてこれること。
- 「どのサイト」から
- 「どんな情報」を引っぱってきたか
これを明確に(参照元を明示して)示してくれるため、情報の「信頼性」がケタ違いなんです。
従来の検索エンジンで得られる情報と、AIの要約力・対話力をイイトコ取りした、まさに「リサーチのプロ」と言えます。
決定的な違いはココ!「Perplexity」 vs 「ChatGPT」
では、具体的に何がどう違うのか。両者の特徴をざっくりと比較表にまとめてみました。

ChatGPT (生成系AI) の得意分野:ゼロから“生み出す”創造力
ChatGPTは、あなたの**「創造的なパートナー」**です。
- 「このテーマで面白い企画のアイデア、10個出して」
- 「この複雑な専門用語、小学生にも分かるように説明して」
- 「メールの丁寧な断り文句、考えて」
こんな風に、漠然とした相談や、新しい視点が欲しいときに、彼(ChatGPT)は最高のパフォーマンスを発揮します。情報を教えるだけでなく、対話を通じてあなたの思考を深掘りしてくれるのが特徴です。
Perplexity (リサーチ系AI) の得意分野:根拠に基づき“調査する”情報力
一方、Perplexityは、あなたの**「優秀なリサーチャー」**です。
- 「最新の業界ニュースを、信頼できる情報源と共にまとめて」
- 「競合A社の最新動向を、公開情報からピックアップして」
- 「このツールに関するレビュー記事、広告を除外して一覧にして」
こんな風に、「正確なファクト(事実)」や「根拠(ソース)」が求められる場面で、彼(Perplexity)は無類の強さを発揮します。
[ここにPerplexityの回答画面と参照元が明示されている画像を挿入]
複数のWebサイトから情報を抽出し、要約し、一目でわかる形で提示してくれる。しかも、その情報源をすべて明示してくれるので、「このデータはどこから来た?」という疑問に即座に答えられます。
この「根拠の明示」こそが、ビジネスシーンでAIの回答を信頼するために、私たちが一番欲しかった機能だと思いませんか?
【実践ケース別】AI使い分けガイド7選
理屈は分かった。でも、具体的にどう使い分ければいいの?
その疑問にお答えします。私自身が「これは便利!」と感じた、具体的な7つの使い分けケースをご紹介します。
ケース1:最新の業界ニュース・時事ネタを追う
→ Perplexityの圧勝
「新型iPhoneの最新レビューは?」
「2025年の税制改正、ポイントは?」
こういったリアルタイム性が命の情報は、Perplexityの独壇場です。
ChatGPTが「私の知識は2023年までです…」と答えてしまうような質問でも、Perplexityなら最新のレビュー記事や公式情報(Appleのサイトなど)を瞬時に参照し、正確なスペックや評価をまとめてくれます。
ケース2:「AIエージェント」など最新トレンド用語を調べる
→ Perplexityが強い
数ヶ月前まで誰も知らなかったような技術用語やバズワード。
こうしたものも、Perplexityは「今」のWeb情報から意味や文脈を正確に拾い上げて説明してくれます。ChatGPTの学習データに載っていない「新しい概念」をキャッチアップするのに最適です。
ケース3:海外の最新トレンド・スタートアップ情報を収集する
→ Perplexityが超便利
「海外のスタートアップ市場の最新トレンドは?」
「(旅行前)フランスの観光地、現地の最新情報をフランス語で調べて日本語で教えて」
これがPerplexityの隠れた強みです。
英語やフランス語が苦手でも大丈夫。海外のサイトを直接検索し、その内容を日本語で要約してくれます。日本のサイトに出回る前の「生の情報」に、誰よりも早くアクセスできる感覚です。IT系の最新技術情報などは、特にこの使い方が刺さります。
ケース4:競合他社の最新動向をリサーチする
→ Perplexityが必須
「競合のCanva社、最新のマーケティング戦略は?」
Googleで検索すると、大量のブログ記事や古い情報に埋もれてしまいますよね。
Perplexityなら、公開されているプレスリリースや信頼できるニュースソースだけをピックアップし、「Canvaは最近こんな動きをしています」と要点を整理してくれます。競合調査の時間が劇的に短縮されました。
ケース5:広告なしでツールの比較検討がしたい
→ Perplexityが快適
「タスク管理ツールのおすすめを比較して」
従来の検索では、広告やアフィリエイト目的の記事が上位を占めがちでした。
Perplexityはそういったノイズを排除し、純粋な機能比較や特徴をフラットに提示してくれます。さらに「どのツールが最も使いやすい?」と追加で質問すれば、関連する情報(レビューサイトなど)を基に深掘りも可能です。
ケース6:資料作成(最強の組み合わせ技)
→ ChatGPT + Perplexity のコンボ
これが最も実用的な使い方かもしれません。
- ChatGPT に「〇〇に関する資料の構成案(骨子)を作って」と依頼。
- 出来上がった骨子(目次)をベースに、各セクションに必要な「裏付けデータ」や「最新事例」を Perplexity で調査・収集する。
ChatGPTで「創造」し、Perplexityで「調査・補強」する。この連携こそが、質の高いアウトプットを生み出す鍵です。
ケース7:アイデア出し・ブレスト
→ ChatGPTの独壇場
「新しいサービスのキャッチコピー、何か面白い案ない?」
こういった「正解のない問い」や「発想のジャンプ」が欲しいときは、やはりChatGPTの出番です。優秀なリサーチャー(Perplexity)ではなく、創造的なパートナー(ChatGPT)に壁打ちをお願いしましょう。
まとめ:AIは「適材適所」。今日から始める賢い使い分け
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
PerplexityとChatGPT、それぞれの得意分野が見えてきたのではないでしょうか。
少し乱暴ですが、分かりやすくイメージで分けるとこうなります。
- 創造・発想・壁打ちが必要なとき → ChatGPT
- 根拠・信頼性・最新情報が必要なとき → Perplexity
もちろん、最近はChatGPTも検索機能を取り入れるなど、両者の境界は徐々になくなりつつあります。
しかし、現時点では「調査・リサーチ」という目的においては、Perplexityが持つ**「情報源の明示」**という強みは絶対的です。
どちらか一方だけを使うのではなく、あなたの「目的」に応じて使い分ける、あるいは両方を組み合わせて使うこと。
それが、これからの時代にAIを使いこなし、一歩先を行くための最短ルートです。
次のアクション
「なるほど、便利そう」
そう感じたあなたは、ぜひ今日、Perplexityをブラウザで開いてみてください。
(「Perplexity AI」で検索すればすぐに見つかります)
そして、次に何か「調べ物」がしたくなったとき、いつもの検索エンジンやChatGPTを開く前に、一度Perplexityで質問してみてください。
きっと、その回答の速さと正確さ、そして「情報源が明記されている安心感」に驚くはずです。
その小さな「できた!」という体験が、あなたの情報収集を劇的に変える第一歩になります。

